無理じゃないよ、できるよ!

塾講師歴38年、不登校生サポート33年の経験から、あきらめない限り夢はかなう」として、子ども達や保護者の方に伝えたいことを書いています。

人とのご縁に感謝!

今からもう20年くらい前のことです。

 

場所は、湘南の海が近い、ステキなところ。

 

今なら、なかなかお会いできない方にお招きいただき、個人的にお会いいただいていました。

 

今では大学・大学院も持つ通信制高校グループの会長です。

 

本当に素晴らしい方ですし、今でも尊敬しています。

私の仕事場には、会長からいただいた感謝状が今でも大切に飾られています。

 

何が素晴らしいって、会長のお人柄です。

 

その当時、学校の校舎の隣に、会長室のある建物があり、学校から渡り廊下で行けました。

 

お招きいただいたのですが、お昼ご飯に、餃子を作っていただいたのです。

 

しかも、それを作ったのは高校の子ども達。

 

目の前で焼いてくれたのは生徒会長。

 

いつも会長のお客様の接待は子ども達と決まってると、この生徒会長の男の子は満面の笑顔で、餃子を焼きながら話してくれたのを今でも覚えています。

 

いろんなお話をさせていただきました。

 

子ども達がどうしたら元気になるのですか?と私がお聞きした時に、その子どもが活躍できる場を作ること、いろんな場面が必要だから、たくさんの場面を用意し、子ども達が活躍できるようにするんだよ!とおっしゃっていました。

 

その学校は全日制普通科高校に行かずに、通信制高校に来ている成績の優秀な子どもから、サッカーや野球などのスポーツが大好きな子ども、発達障害で特性がはっきりある子ども、心身に障害を持つ子ども、いろんな子どもが通っていました。

 

一般的な公立高校よりも、もっといろんな立場の子どもがいることが、まず驚きでした。

 

この会長は何事も本気で取り組まれる方で、当時、通信制高校ができた直後で、それまでの技能連携校も運営されていました。

 

この技能連携校は、日本で初めて通学定期をJRが出した技能連携校でした。教育委員会認定の学校でなんで通学定期が出ないと、JRと交渉され、JRが初めて認めたことは有名です。

 

また、今では、日本のサッカーのプロ第1号となった方が校長をされている、サッカーアカデミーも運営されているほどです。

 

本当にいろんな子ども達を元気にすることと、いろんな人がいるのだから、お互いがお互いのことを理解し、そして支えあう社会を作らなければいけないという思いで、学校を運営されていました。

 

 

そのお話を聞かせていただき、それ以来、私もいろんな子ども達とまず接することが必要と思って、より意識的にそうしています。

 

進学校に通う子ども、いじめを行ってしまった子ども、不登校の子ども、発達の特性のある子ども、精神的な辛さを抱えている子ども、心身に不自由さを抱える子ども、元気に学校に通っている子ども、など、いろんな子どもと今も接しています。

 

ただ、自分一人で全ての子ども達のことが理解してあげられるとは思っていませんから、精神科医、カウンセラー、薬剤師、特別支援教育士、作業療法士音楽療法士、弁護士、行政書士司法書士ファイナンシャルプランナーなど、いろんな先生方といつも一緒に考えさせてもらっています。

 

特に特別支援教育士、作業療法士音楽療法士の先生には定期的にお越しいただき、ケースカンファレンスも行い、また、精神科医、カウンセラーの先生には子どもを直接、診ていただいています。

 

また、いろんなお医者さんで出されるお薬について、私もかなりの知識を持っていますが、いつも薬剤師の先生には、確認をしたり、飲み方の指導をしていただいたりしています。

 

特に知らないお医者さんで、子ども達がもらってくるお薬については、必ず確認をします。そのお医者さんの意図は何か、何が問題だと思っているのか、どういう治療をしようとしているかがわかるからです。

 

これだけの先生方に支えていただいて、今も運営しています。

いつも本当に助けていただいています。

感謝しかありません。

 

読んでいただいている方もいらっしゃるので、この場を借りて、お礼申し上げます。

 

いつも本当にありがとうございます。