子ども達の命を守りたい
6月になります。
附属池田小学校の事件から、もうかなりの時間が経ちます。
それでも、当時のことはまだはっきりと覚えています。
お預かりしている生徒にも13針を縫う重傷をおった子どもが
いました。
あの痛ましい事件からかなりの時間が経って、また、同じような
ことが起こってしまいました・
犯人がなぜそうしたか、その部分は今となってはわかりません。
未然に防ぐことはできなかったのか。そう思うと残念です。
そのことに、いろんな専門家の方の意見や、マスコミでの話が出ているようですが、私はそんなに簡単なことではないと、いろんな子どもの教育に関わってきて思っています。
ただ、一つだけ今、私が思うことは、いろんな人がいる、そして、お互いが支え合って生きてる、その実感をみんなが持っている、そういう社会で今の日本はないんだということだと思います。
少なくとも、今の自分が存在できている、そのことに感謝する、そういう思いを子ども達には持っていて欲しいと思います。
そして、こういう痛ましい事件が起きないような社会を、子ども達が作っていって欲しいと思います。
「子どもは国の宝」です。
子ども達の命を守り、子ども達が生きていく社会がより良く豊かになるように、大人が努力をし、また、そのことを子ども達に伝えていくことが、大人の役割なんだと思います。