無理じゃないよ、できるよ!

塾講師歴38年、不登校生サポート33年の経験から、あきらめない限り夢はかなう」として、子ども達や保護者の方に伝えたいことを書いています。

厳しいのが嫌なら来なくていい!

私は、どちらかというと、

厳しく指導する方だと思います。

 

 

特にクラス指導ではかなり厳しくしています。

 

厳しいと言っても、やって来てくださいと言ったこと、つまり宿題をやってこないことに対してです。

 

もちろん、叱ります。

断固として妥協しません。

 

その際、人間的に否定をしたりは絶対にしません。

 

やってこなかったことに対してだけ、それはあかんと厳しく言います。

 

 

ですから、宿題忘れ、確認テスト不合格なら、終わるまで、合格するまで残しています。

 

これは本来はやりたくありません。

あくまで自分でやるべきです。

 

それができないのであれば、第一志望校へ合格したいなど、考えない方がいいと個人的には思います。

 

 

ただ、まだ自分でできないのであれば、できるようになるまでお付き合いしようと思うのです。

 

 

一方で、学力が高くても低くても、自分で努力する子どもには、ものすごく優しいです。

 

 

当然ですよね。

厳しくする理由がありません。

 

 

 

そのことに対して、子ども達はすぐにこう言うのです。

 

「成績のいい子には優しい。えこひいきや」と。

 

「違うやろ!」っていつも余計に厳しく注意をするのです。

 

なぜなら、成績の良し悪しには関係なく、努力をする子どもには、本当に厳しくする理由がないので優しく一緒に考えていくのです。

 

 

数年前まで、私の塾には早朝特訓というのがありました。

 

朝6時30分から7時50分まで、朝から算数・数学の演習をする授業です。

 

 

朝、眠い目をこすりながら、生徒は来てくれるのですが、遅刻も認めず、ある意味ではすごく厳しくやっていました。

 

 

ただ、来てくれている子ども達とはすごく楽しくやっていました。なぜなら、自ら来たいと言って申し込んで来ている生徒ばかりです。

 

そんな子ども達に、いちいち怒る理由もないのです。

 

 

みんな自分でしっかりと勉強ができるのです。ごちゃごちゃいう必要がありません。

 

基本は演習ですから、朝から全力で問題を解いていました。

 

もちろん話声など聞こえるはずもありません。それくらい真剣ですし、自分達で申し込んだのですから、一切、中途半端なことはさせません。

 

早朝特訓に参加していた子ども達は、全員、小・中学生は第一志望校に、高校生も学部は第一志望ではありませんでしたが、京大、阪大などの難関大学に進学していきました。

 

結局、自分でやれるようになると、難しい学校に進学できるようになっているのです。

 

そのことを長年見てきているので、自分でできるまで、厳しくしているのです。

 

 

でも、子ども達は厳しくしてても、仲良くしてくれています。あれはあれでいいねんって言ってくれていますね。

 

 

それが何よりも嬉しいです。

 

厳しくしながらも、こちらが本気でぶつかっていったときに、子ども達に伝わるのだと思っています。