今日は独り言
令和になった5月で塾講師歴34年になりました。
塾・予備校で教えて、長くなりました。
大阪府立高校でも教壇に立ち、塾・予備校でも教えてきて、本当にいろんな生徒に出会ってきました。
でも、どんなときも、できる生徒とできない生徒の両方を教えてきました。
私としては、勉強が苦手で成績のよくない生徒の方が、やはり好きなんですね。
しかも、思春期の真っ只中の中学生・高校生。
塾でも灘高校を受ける生徒も教えていましたが、公立中学の落ちこぼれた生徒も塾で教えていました。
大阪府立高校では、偏差値ランクでは一番下の高校で教えていました。
そこから、不登校生のケアと進学・就職のサポートもはじめました。
個別指導塾というものも経験いたしました。個別指導というものを学ばせてもらいました。クラス指導しか知らなかった私にはとても新鮮でした。
そんな中で、ずっとこの仕事をしてきて、出会った子ども達は、
勉強のできる子もできない子も本当にいい子ばかりでした。
そのことはとても恵まれたことであり、そのことに、ずっと感謝しています。
私が今、この仕事ができているのは、出会った子ども達に育ててもらったと思っています。
たくさんの失敗をしながら、子ども達に迷惑をかけながら、育ててもらったと思っています。
おかげさまで、最近では、よく教え子達の結婚式に呼んでもらうようにもなりました。
小学生や中学生の時から知っている子ども達が、いい若者になり、素敵な人との新しい門出をお祝いさせていただけることは、とても幸せなことだと思います。
また、不登校の子どもにもいろんな子どもがいました。
小学校の1年生の入学式以来、11年間学校に行ったことがない子どもに1年で大学の理系の学部に合格したいので、何とか力を貸して欲しいと言われたことがありました。
出会った時は、高2の年齢でしたが、13ー8=?ができず、1年で大学生にはさすがになれないだろうと最初は思いましたが、この子の努力は素晴らしいものがあり、無事に私立でしたが大学の理系学部に合格・進学していきました。
いろんな子ども達との出会いがあり、今も子ども達と接していられることが、何よりも有難いことだと、令和という新しい時代になったこのゴールデンウイークにしみじみ思いました。
ただ、そろそろ、若い人たちにバトンタッチをしていく時なのかもしれません。
若い人たちに、今の仕事を引き継いで行けるように、同じ仕事をしたいという人たちの支援もしていきたいなと思います。
学校はアクティブラーニングなど新しい取り組みが始まっています。
大学入試も変わっていきます。
社会の変化に対応できる、新しい形の塾を作っていきたいとも思っています。
新しい時代を切り開いていけるような若者を育てる、そんな塾の形を模索していきたいと思っています。