無理じゃないよ、できるよ!

塾講師歴38年、不登校生サポート33年の経験から、あきらめない限り夢はかなう」として、子ども達や保護者の方に伝えたいことを書いています。

いろんな緑色があります

新緑の色は本当にきれいです

 

雨が多いシーズンになってきました。

なんとなく鬱陶しく感じます。

 

でも、私はこのシーズンの山の色が

とても好きなんです。

 

緑色といっても、本当に様々な色が

あって、美しいのです。

 

ふと見かける樹々の色合いが美しくて

思わず見てしまいます。

 

以前、桂離宮にちょうど梅雨の小雨が

降る時に見学にいったことがあります。

 

見学の日がたまたま雨だったのですが、

係りの方が、紅葉の季節もきれいなの

ですが、一番きれいなのは梅雨の時

かもしれません、というような

ことをおっしゃっていました。

 

そのくらい素晴らしくきれいでした。

 

桂離宮でじっと緑を眺めていたことを

思い出します。

 

本当にこの季節の山の緑はきれいです。

 

ぜひ、ふと山に目を向けて眺めてみて

ください。

 

なぜかホッとすると思います。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございます。

できる子どもは自分でやる

勉強するということは、自分で手を
動かさないといけない、ということです。


これは学年が上がれば上がるほど、
そうなっていくということなんです。


高校入試と大学入試を比べれば、
圧倒的に大学入試の方がたいへんです。


国立大学の医学部医学科を受験する
生徒達が言うのは、予備校の授業は
聞かなくても、いろんな本に書いてある。

授業を聞いている間に1問でも
2問でも解かないと、合格できない。


その通りなんです。


実際に自分で考え、手を動かして
問題と解いていくことが圧倒的に
必要です。


弊社でも大学受験生が予備校の
夏期講習で受講してもいいのは、
1日2コマまでと制限しています。


90分の予備校の授業を本当に身に
つけようと思うと、90分の予習、
90分の授業、90分の復習の合計
270分=4.5時間が必要になります。


1日に2講座受講すれば、それだけで
9時間かかってしまいます。
3講座も受けてしまえば、13.5時間
になるのです。


夏期講習をどうしても受講したがる
のは不安なのもあるからです。

それと自分ではどうしていいか
わからないからです。


それでは、苦手科目や仕上げて
いかないといけない科目などの
勉強を夏休みの間に手をつける
ことがほとんどできなくなります。


このように、自分でできないと
結果的にやらなければいけない
本当に必要な勉強が全くできない
ことになってしまうのです。


これは、小学生も中学生も実は
全く同じことなんです。


自分で問題を解く努力をするか
どうかで、成績は大きく変わります。


どうあってもここは基本中の基本
なのです。自分でやらないといけ
ないのです。


前に、子どもがなんとかやることを
減らして切り抜けようとするという
ことをお話しました。


それが如何に自分をできなくさせて
いるかということがわからないのです。


子どもですから、少しでも楽をしたい
のはわかりますが、本当に自分が
できるようになりたければ、自分の
手を動かす努力をするしかないのです。


スポーツでもしっかりと練習もせずに
勝つことができないことは、当然の
ことですよね。


付け加えていうなら、自分で手を
動かす、というのは、わからなければ
自分で調べる、ということも含んで
いるというのは当然ですよね!

 

最後までお読みいただきありがとう

ございました。

YOU CAN NEVER COME TO THIS PLACE

 

久しぶりに高中正義の楽曲を聴いてました。

 

高校生・大学生の頃に一番聴いていた。

今でも疲れた時に、ふと聞きたくなるんです。

 

ギターを買って、一生懸命にコピーをしていたことを思い出します。

 

他の曲ももちろん好きなんですが、

「You Can Never Come To This Place」

この曲を聞くとざわついていた心が落ち着くんです。

 

そう思うといくつかそういう曲があります。

スピッツの「魔法のコトバ」だったり、SQUAREの「TRUTH」は元気を出したい時に自然と聞いています。

 

そう思うと、この「You Can Never Come To This Place」はちょっと自分の中で特別なのかもしれませんね。

 

精神的に疲れ切って、動けなくなったことがあった時に、ずっと聞いていたからかもしれません。

 

おかげでちょっと元気になりました!
今から「Ready To Fly」を聞いて元気を出して、今日も仕事がんばります!

 

痛ましい・・・

子ども達の命を守りたい

 

6月になります。

 

附属池田小学校の事件から、もうかなりの時間が経ちます。

それでも、当時のことはまだはっきりと覚えています。

 

お預かりしている生徒にも13針を縫う重傷をおった子どもが

いました。

 

あの痛ましい事件からかなりの時間が経って、また、同じような

ことが起こってしまいました・

 

犯人がなぜそうしたか、その部分は今となってはわかりません。

 

未然に防ぐことはできなかったのか。そう思うと残念です。

 

そのことに、いろんな専門家の方の意見や、マスコミでの話が出ているようですが、私はそんなに簡単なことではないと、いろんな子どもの教育に関わってきて思っています。

 

ただ、一つだけ今、私が思うことは、いろんな人がいる、そして、お互いが支え合って生きてる、その実感をみんなが持っている、そういう社会で今の日本はないんだということだと思います。

 

少なくとも、今の自分が存在できている、そのことに感謝する、そういう思いを子ども達には持っていて欲しいと思います。

 

そして、こういう痛ましい事件が起きないような社会を、子ども達が作っていって欲しいと思います。

 

「子どもは国の宝」です。

 

子ども達の命を守り、子ども達が生きていく社会がより良く豊かになるように、大人が努力をし、また、そのことを子ども達に伝えていくことが、大人の役割なんだと思います。

 

自分でやると言ったんじゃないのか!

自分でやることが大切!

 

子ども達が、テストのための
勉強であっても最低限しかやりた
がらないことに、以前からかなり
危機感を持っていました。


最近はその傾向があまりにも顕著で
塾に来ている小学生も中学生も
テスト前に少しでもテスト範囲では
ないかもしれないことについては、
「やったら損するやん!!!」
と言って、文句を言ってきます。


子ども達の言い分もわからなくは
ないのです。


なぜなら、やっぱりテストは嫌だし
直接、テストに出るものだけを
やりたいと思う気持ちは、当たり前
だと思うのです。


まあ、それについては、仕方がない
と思うのです。


けれども、気持ちはわかるけれど、
そう言っている間は、あまり
先行きが明るくないと思うのです。


理由は3つあると思っています。

・どんな状況になっても対応する
 という気持ちがない
・絶対に安心できる点数をとると
 思っていない
・自分が全ての責任を負わないと
 いけないと思っていない

この中で一番の問題は、最後の
自分が全ての責任を負わないと
いけないと思っていない、自分の
問題なんだと理解していない点です。


どこかで、
やってあげている、
やらされている、
という気持ちがあるように思うの
です。


どんなことがあっても、子どもでも
大人でも、どこかで自分で「やる」と
言っているのです。


「勉強しなくてもいいけど?」
 →「する」

「塾に行く?やめとく?」
 →「行く」


この会話は、ご自宅でもよくされる
ことだと思います。


言った以上はやるのは自分なんです。
そこを子ども達は、それは大人に
言わされたと言って、責任を負わない
のです。


私は猛烈に厳しい部分があるので
容赦なく、居残り指導や別日に
呼び出し強制補習とかをするので
子ども達から嫌がられるのですが、
これは子ども達の自主性を奪って
いると自分では思っています。


だから、何回かすると、子ども達は
残されるのが嫌なので、やるように
なります。


そうして初めてわかることがある
のです。やればできるんだと。


しかし、本当は自分で気がついて
欲しいと思います。

やるのは自分だし、逃げられる
わけではないのだから、それなら
自らやろう、と思って欲しいのです。


私はご自宅では自分からやるまで
ば放っておかれることを
オススメしています。


なぜなら、子ども達はご家族に
言われても甘えがあるので、
やりません。


何回も勉強するように言って、
強制的にやらされて、
結果的にケンカになって、余計に
やらないだけです。


そういうと
『そんなことをしたら、全く
 やらないだけになってしまう!」
とお叱りを受けるかもしれません。


お気持ちはわかります。
確かにしばらくはそうです。
それがどこまで続くかは、
ここまでの子育てによるところも
ありますから、わかりません。


やるまで放っておくためには、
ご家族にも覚悟がいります。
子ども達のために、言わないと
腹を括ることが必要です。

それと、もう一ついるものがあります。


ここがないと、放っておくことは
できないと思うのです。

それは、信じることなんです。

「うちの子どもは必ずやるようになる」

我が子を信じることができなければ、
放っておくことはできません。


中学生、高校生であれば、思春期
ですので、信じてあげることが
一番の勇気なんですが、いざ成績が
絡むと、ご家族は信じることが
なかなかできません。


ご家族の方が焦ってしまうのです。


ここが辛抱できるかです。

自分のお子さんですから、信じて
あげていただきたいのです。


そこから得られるものは、勉強が
できるだけではなく、もっともっと
大きなものがあります。


ぜひ、勉強しないようであれば
勉強するようになると信じて、
少し声をかける程度にして、
あとは任せてあげていただければと
思います。


ここが超えられないと、難関国公立
大学への道は、かなり険しいと
言わざるを得ないことになります。


そのことは後日、お話したいと
思います。


信じて任せてあげること。
難しいですが、ぜひ実践してみて
ください。


最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

リーマンショック並みの経済!

急激な経済の減速

 

GDPの速報値が発表になりましたね。

 

これを見て、どう思われましたか?


私は正直、もう、日本は発展途上国
なるか、中国の属国になるしかないか
と思ってしまいました。

 

GDPは「国内総生産」です。

わかりやすく言うと、国民経済の所得を
作り出すための

・モノやサービスの生産
・消費や投資としての支出

・所得

この合計がGDPなんですね。

 

生産面、支出面、所得の分配面のGDP
必ず一致します。

今、この中で支出面のGDP

・民間最終消費支出
・政府最終消費支出
・民間住宅
・民間企業設備
・公的固定資本形成
・純輸出

の6つの面があります。

 

この中で「純輸出」を見てみます。

 

純輸出=

「財・サービスの輸出」ー「財・サービスの輸入」

なんですね。

 

ここで、財・サービスの輸入がマイナスだと
GDPは増えることになるのです。

 

恐ろしいことに
2019年1月ー3月期のGDP速報値では
民間最終消費支出と民間企業設備という
内需の最も主力、それに輸出もマイナス
なのにも関わらず、結果的に

GDPはプラス成長

になったのです。

なんか一見、いいことのように思いませんか?

 

違いますよ!

 

民間最終消費支出も民間企業設備も
マイナスということは、企業は
設備投資もしていないし、国民
全体では消費のための支出はして
いない、要するに企業も個人も
モノを買っていないということです。

 

にも関わらず、GDPがプラスになると
いうことは何かが大きくマイナスに
なっているのです。

 

そこで先ほどの純輸出です。

「財・サービスの輸出」ー「財・サービスの輸入」

なのですが、「財・サービスの輸出」が
マイナスなんです。

 

これでプラスになるためには?

 

そうなんです!

「財・サービスの輸入」が「財・サービスの輸出」
よりももっとマイナスなんです。

 

だから、結果的にプラスなんです。

どのくらいマイナスかというと、
−4.6%だったのです。

 

これは、ものすごく日本が海外の
モノを買っていないということなんですよ。

 

こんなにモノを買わなくなったのは
リーマンショック以来なんです。

 

先にお話ししたように、
国内のモノは買わない。

 

その上、
海外のモノも買わない。

 

これでは、景気なんてよくなる
はずはないのです。

 

しかも、4月以降、働き方改革
残業規制が大手の企業で始まっています。

 

給料として、年間で6兆円から8兆円が
支払われなくなると試算されています。

 

それでは、モノを買いたくても
買えませんよね。

 

そこでさらに悪いことが加わるんです。

 

消費税の税率アップです。
要するに増税です。

 

これでは、もう、日本経済が元気になる
ことなんてできるとは思えません。

 

経済が減速し、収入が減り、
増税されれば、絶対に一気に景気が
落ち込み、国民は貧しくなるだけ
なのです。

 

そうなれば、税収は落ち込み、さらに
状況が悪くなるだけです。

 

そうなった時に、軍事力の差が大きく、
中国が黙っているはずもなく、
子ども達の将来に
影を落としかねません。

 

日本がもう一度、経済的にも元気に
なり、子ども達の将来が明るいもの
になるようにしなければいけません。

 

何があっても消費税増税はとめないと
いけないと強く思いました!

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

 

2019年の私立大学入試は易しかった?

関関同立大は入りやすかった!


今年の私立大学受験は思ったよりも

簡単だったイメージです。

 

 

特に早慶大や関関同立大は軒並み

昨年よりも志願者数を減らしました。

 

昨年2018年がものすごく難化した

ために、A判定でも不合格になると

いうことが、多々あったため、

高校や塾・予備校が少し下げ気味に

進路指導をしたと思われます。

 

 

ところが蓋を開けてみると、倍率は

減り、昨年並みの合格者数になって

いることからも、今年は昨年よりも

合格できたというのが実感です。

 

 

これは「私立大学経常費等補助金

よく言われる私学補助金というものに

対して、文部科学省が昨年並みにする

という発表をしたからです。

 

 

これは私立大学経常費等補助金

(以下、私学補助金)は、入学定員に

対して実際の入学している生徒が

何倍かということによって、助成金

もらえるかどうかが決まるからです。

 

 

どのくらいまで許容されていたか

ですが、過去5年間は下記の

通りです。

 

2015年度 1.2倍

2016年度 1.17倍

2017年度 1.14倍

2018年度 1.10倍

2019年度 1.10倍

 

私学助成金は、簡単に言うと、授業料の

約10%です。ですから、関関同立大クラス

の文系学部なら年間授業料が120万円

くらいなので、一人当たり12万円を

国から助成金として受け取ることが

できるのです。

 

2015年度は定員の1.2倍までOKでした

から、定員が300人だとすると360人

までにおさまっていたら、授業料が

120万円なら、4320万円が助成金

として、受け取れたのです。

 

ところが2018年度は1.1倍におさめないと

いけなくなり、かなり厳しくなりました。

 

 

というのは、高校入試と違い、合格者を

出しても、どの程度、入学してくれるか

は、まったく読めないのです。

 

 

各大学とも、専門のチームを作って、

どのくらい入学してくれるかを必死に

考えて、対応しているのです。

 

 

それでも、実際のところは、合格通知を

出してみないとわからないというのが

現状です。

 

 

これに失敗すると、億単位のお金が

大学に入ってこなくなるので、

担当者としたら、大問題なのです。

 

 

2018年度、2019年度で考えると、

大きな大学だと1万人以上が入学して

きます。

 

1万人×(1人あたりの助成金12万円)

=12億円

 

が国から助成金として受け取れる

はずなのです。

 

 

ところが、定員の1.1倍を1人でも

はみ出したら、12億円が吹っ飛ぶの

です。

 

普通の民間企業で、12億円の損失を
出したら、間違いなくただでは
すみません。私立大学と言えど、
同じです。

 

当然、怖くて仕方がないので、厳しく

するしかないのです。

 

 

これが2018年度に私立大学が難化

した原因なのです。

 

 

来年は、どうなるかわかりません。

しかし、安易に関関同立大でいいと

言える状況ではなくなっていると

いうのが現状です。

 

 

これは国公立大学を受験する人に

関係がないとは言えないのです。

 

 

なぜなら、併願を全くしないので

あれば、構いません。

 

しかし、センター試験がなくなる

ので、来春、現役で何としても合格

したい、と考えた時に、関関

同立大でもいいとは簡単に言え

ないからです。

 

 

ちなみに、どのくらいの受験生が

関関同立大を第一志望にしている

かということですが、合格通知を

出して、入学してくる生徒の割合は

おおよそ下記の通りです。

 

関西学院大学 34%

関西大学   33%

同志社大学  32%

立命館大学  25%

 

格通知を100通送っても

入学手続きをしてくれる受験生が

半分どころか40%もいないのです。

 

 

ということは、大半が国公立大学など

他の大学を志望しているということ

なんです。

 

 

こう思うと、国公立大学はさらに難化

していくことがわかります。

 

 

有名国公立大学と難関私大に受験生が

集中していますから、真剣に大学受験の

準備をしなければ、合格できないことが

よくわかると思います。

 

 

しかも、高校受験と比べても、自分で

問題を解く量が圧倒的に多くなりますし、

それができない受験生は合格できません。

 

そのために、授業を聞いてばかりでは

全く歯が立たないことは明らかなのです。

 

 

以前、弊社で、予備校講師の先生を

お招きして講演会を行いました。

 

予備校の先生の話の中にも、自分で

問題を解いて、考えることを

しなければならないと、その講演会で

予備校の先生がおっしゃっていました。

 

 

そうなると、目標大学に合格するには

いつまでに、何を、どのくらいするのが

良いのかを自分で判断しなければならない

ことは、今、小・中学生をお持ちの

保護者の方は、知っておいて

いただければと思います。