無理じゃないよ、できるよ!

塾講師歴38年、不登校生サポート33年の経験から、あきらめない限り夢はかなう」として、子ども達や保護者の方に伝えたいことを書いています。

テスト勉強ができるようになる!

テスト勉強ができるようになる!


マインドセットができていないと
本当には勉強なんてしないという
ことは以前にお話ししました。



また、勉強することが嫌でない
ことが、勉強をするようになる
大前提だともお伝えしました。

 

その上で、
勉強したいと思える目標や夢を
まずもつことが必要です。


その夢も子ども達の身近なもので
いいと思うのです。


ここまでが前回までのお話です。


さて、そうは言ってもです。
中間テストが近づいています。


具体的にどうしたら勉強ができる
ようになるのか、ということです。


まず、勉強をなかなかしない子どもほど
準備に時間がかかります。


取りかかるまでに、一体、どれだけ
かかるねん!って思ったことは
ありませんか?


この段取りの悪いのは、見通しが立た
ないからなんです。


中学生なら、


いつからテストがある

テスト範囲はいつ発表される

現在、学校で習っている範囲が
どこか把握している(普通はできるはず)

前回のテストの範囲がわかっている
(今回のテスト範囲の最初がわかる)

配布されたプリントが全部ある

提出物になりそうなものがわかる


と、これくらいのことがわかるはず
です。


こうして、まず、必要なものがわかると
次には、実際に準備するために、何を
しないといけないか、という見通しが
立つ必要があります。


何をしないといけないか、それに
対して、どのくらいの時間がかかる
のかを想定できないと、準備が
できません。


机の周りが片付ける

配布されたプリントを確認して整理する

提出物をする

テスト勉強をする


これだけのことでも、想定できない、
見通しを立てられないのです。


しかも、たいていの子どもは、はっきり
目標点を決めていません。


というより、本当に何点取りたい、と
いう意識があるのかと思うほど、
テストの点数を意識できていません。


90点とか80点とか、きっちりした
数字を言っているのは、だいたい、
適当です。


目標点を取るためには、なぜ、その
点数なのかという根拠がいるのです。


それに、その目標点を取るためには、
何をどのくらいすれば、その点数が
取れるのかがわからないといけません。


ですから、当然、テスト勉強にどの
くらいの時間をかければいいのかも
わかっていないといけないのです。


自分でどうするか考える
見通しを立てる
根拠をもって目標点を決める
準備をする


こういうマインドセットになって
いなければ、本当にしっかりと
準備をして、高得点を取りに
いくことは、できないのです。


分析して書くとこういうことになる
のです。


これをできる子ども達は習慣のように
するのです。


誰かに言われてするのではなく、
自分でコントロールしてできるのです。


これをいかに身に付けることが
できるか、が実は大学入試で旧帝大
クラスに合格できるかどうかの
大きな分かれ目になるのです。


中学生からそういう練習をし、
テストでしっかりと準備をする
練習をしているかどうかで
実は大学入試は大きな差になる
のです。


そう思うと、
「早く勉強しなさい!!!」と
言って怒ることで、子どもがイラつき
勉強しなくなることで、ますます、
難関国立大学への道が遠くなるかが
お分りいただけると思うのです。


「早くしなさい!」
「勉強しなさい!」

よりも、

見通しを立てること
根拠をもって目標点を決めること
を一緒に考えてあげる方が
はるかに良い結果になると思います。


そこで次回は、これまでにも何回も
お伝えしてきましたが、
根拠をもって目標点を決めるための
方法をお伝えしたいと思います。

 


最後までお読みいただき
ありがとうございました。