無理じゃないよ、できるよ!

塾講師歴38年、不登校生サポート33年の経験から、あきらめない限り夢はかなう」として、子ども達や保護者の方に伝えたいことを書いています。

Area 88

なつかしいだけではない

新谷かおるさんのマンガ『Area 88』の
テレビ放送版のアニメをYotubeで見つけて
見てしまいました。

 

若い時に単行本を全巻持っていた、
大好きなマンガの一つでした。

思わず、懐かしくて、全部見てしまいました。

 

このマンガは中東の小国の内乱が舞台
なのですが、これを見て、今の若い人
たちはどう思うのだろう。

 

中東の戦場で外人部隊で働かされる
ことになった日本人の話なのですが、
そんな設定を、当時は「無きにしも非ず」
と思って見ていたことを思い出します。

 

今の若い人たちには、そんなことは
想定もできないだろうし、たとえ
中東で戦争が起こっていても、
日本には関係がない、と思っても
仕方がありません。

 

このマンガに描かれているのは、
愛情、友情、母国愛、戦争の悲惨さ、
悲しさ、哀れさ、命の尊さと人の欲望、
などだと思います。

 

 

「俺たちは毎日一発の銃弾で命が消えて
 いく戦場で戦っている

 だからこそ、生き抜く苦しみと輝きを
 知っているんじゃないのか」



と主人公に向かって、仲間が語りかける
シーンがあります。

 

戦争の悲惨さとそこを生き抜く辛さ、
そして、生きることの輝きというものが
どれだけ尊いものかを訴えかけられた
ような気がします。

 

人の命は何ものにも比べられないもの
だと思います。

 

今の若い人たちには、どんなことが
あっても生き抜いて欲しい。
どれほど苦しくても生き抜いて欲しい。

 

アニメの最終話を見ながら、そう思って
しまいました。