同業他社より学校
学校の授業の変化が著しい。
デジタル技術が進み、デジタル教科書というものも出てきた。
塾用の教材ですら、デジタル化している。
以前は、中学受験のクラス指導形式の塾で教えている内容は、明らかに学校の授業で学ぶことよりも、高度で難しい内容だったように思う。
ところが、高度ではなく、難しいということとも少し違うのだが、より深い(結果的には高度で難しいことになるのだが)内容を学校で学ぶことができるようになってきている。
電子黒板、電子ホワイトボードとタブレットが学校に大量に導入されてきている。
これらのITのものを使って、空欄の部分の説明をしながら、埋めさせる授業でも、素晴らしい授業をされている先生がいらっしゃいます。
こうなると、塾は授業というものでは、到底、もう勝てません。
なぜなら、お金のかけ方が違いすぎます。
学校の授業で使っている、電子ホワイトボード上で、算数の図形は回転し、社会の資料は喋るのです。
生徒が食い入るように見ながら、話を聞いています。その生徒の手元には、iPad があり、先生と同じ画面が手元でも見れるのです。
それで理解して、最後に整理としてプリントに穴埋めさせたら、より深く理解してるのは当然のことです。
ここで終わらないのが、学校の先生が努力をされているところだ思うのです。
この、ITを使った学びをもとに、アクティブラーニングを展開しているのです。
私はアクティブラーニングが、そんなに簡単に学校で広まっていくとは、全く思っていません。
文部科学省がどれだけ推進しても、ファシリテーターをしたこともない先生方が、アクティブラーニングを用いた授業を行えるとは思えないのです。
ところが、いらっしゃるのですね!
そういう先生が!!!
正直、もう脱帽です!!!
これでは、本当に塾はどうしようもないのです。手も足も出ません。
悔しいので、せめてファシリテーターとしては何とかなりたいと思い、ファシリテーターの勉強をはじめています。
それにしても、塾の最大のライバルは同業他社でなく、学校かもしれません。
学校の先生と塾の先生が共同で教育商品を開発する日も近いのでは・・・。